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稲荷山公園のヤマユリ & 「山下清とその仲間たちの作品展」
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満開との情報で、7月17日に急ぎ訪れた「稲荷山公園」(埼玉県狭山市稲荷山1-23-1)に咲いていた大輪のヤマユリ(山百合)から。



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毎年、あちこちに見に行っていますが、「ユリの女王」 とも賞されるヤマユリ、大好きなんです。
稲荷山のヤマユリを見に行ったのはこれが初めて。
期待したほどたくさんは咲いていませんでしたが、みごとな咲きっぷりでした。



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咲き残りのアジサイ(紫陽花)も少し。



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「山下清とその仲間たちの作品展」

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ヤマユリをたずねて行ったついでに、稲荷山公園の一角にある「狭山市立博物館」でちょうど開催されていた「山下清とその仲間たちの作品展」(7/8〜8/20)を観てきました。
これ、予定外の、とっても大きな収穫でした。



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狭山市立博物館です。
レストランがあり、ゆっくりできます。



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作品展の案内看板。
山下清には関心があったので、この看板を見て立ち寄りました。



入場券




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作品展のカタログです。

この作品展、それはそれは素晴らしい内容でした。

浅草に生まれた山下清が12歳の時に入園した千葉県市川市の知的発達障害児入園施設「八幡学園」(初代園長・久保寺保久)の成り立ちと、重度障害をもって生まれてきた子どもたち一人一人の個性と能力をみきわめ、それを自由にのばしていくことをモットーにした素晴らしい教育方針のこと。

 踏むな
 育てよ
 水そそげ
 (学園標語)

「踏むな」とは、押し付けたり、押さえ付けたり、踏みつぶしてしまうようなことはするな、ということのようです。

一、一人一人の子どもに合った表現を探すこと。
一、職員と子どもが、一緒に学ぼうとする姿勢を持つこと。
一、表現をしていく過程を大切にすること。
(学園主事・渡辺実のことば)

そして、学園での作業科目とされた「貼絵」との出合いによる山下清の絵画の才能の開花。
陰影をつけたり、貼り込む方法の独自の工夫、そこから生み出された作品の数々。
この「貼絵」というのは、じかに見てみると、なんともすごいです。
そうとうな造形力がなくてはとてもこんなふうにはできないでしょう。心底、驚きました。

18歳で学園を飛び出し、北海道から九州まで放浪の旅をつづけた山下清。
放浪中はスケッチも制作もせず、後に学園に戻ってから、記憶にそって貼絵を制作したとのこと。
さらに、油絵との出会いと作品の数々。

この展示会では興味深いことに、山下清の歩みと作品だけではなくて、ぜんぜん知らなかった(←ぼくが)山下清と同じ「八幡学園」で学び生活した生徒たちの作品と歩みについても展示されています。

クレパス画の異才 石川謙二
原始芸術の風格 沼 祐一
幼くして絵画的天分の持ち主 野田重博

ぼくが特に見入ったのは、重度の知的障害があったという沼祐一くんの10代の作品でした。
入園当初は絵が描けるとは想像もできない、乱暴で、友も求めず、徘徊する少年だった祐一くん。
ところが、「原始芸術の風格」と題されるように、彼が描く絵は、原始風とも現代風とも未来風ともいえるような特異なデザイン画のような、ほんと不思議な、ある種、異様とも感じる、地球外からやってきたものでもあるかのような、鬼気迫るような作品の数々なのでした。
(最初のポスターの上半分に並んだ10点の作品のうち、左側の3つの作品、右上の作品、右下の作品の5点は沼祐一君の作品です)
彼がその絵を描いた後にはかならず大発作が起こるという、なんともいえないエピソードも。
沼祐一くんは18歳で世を去りました。なんともなんとも惜しいその生涯。
彼が描いたものとは、彼の生涯とは、いったい何だったのか、人間てなんなのだろうという思いがわきおこるようでした。

ほか、いずれも見応えがあり、学び、知ることも多く、人間というもののなしうること、人間というものの可能性、人間というものの素晴らしさ、人間としての生き方と育て方を考えさせてくれる、深く印象に残る作品展でした。
お近くの方、お時間のとれる方には、ぜひともご観覧をおすすめします。



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上尾(あげお)から稲荷山公園までは高速を使わずに約27km(早朝が勝負のハスと違って、ヤマユリを見るには、まあ、急ぐこともないので下道で行きました)、所要約1時間20分ほど。
広い駐車場があって、バイクはその隅っこのこちらに。

[カメラ]
FUJIFILM X-T1
 XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
 XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS


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| 花と草木 | 06:33 | comments(0) | trackbacks(0)

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