FUJIFILM X-H1, AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR + 1.4X, 270mm, 1/1300, f/5.6, 絞り優先, 中央重点, WBマニュアル, -0.33EV, ISO400
ずっと仕事で忙しかったのと、天気のほうが不安定だったために、先日の「伊奈町制施行記念公園バラ園ライトアップ」のほかは、春バラの季節をすっかりのがしていました。
5月27日(土)朝、とても良い天気だったのでふと思いついて、次の仕事にかかるまえにちょっと気分転換と散歩にと2時間ほど、川島町(かわじままち)にある「平成の森公園」(埼玉県比企郡川島町下八ツ林920)を訪れました。
バラはもう終わりかけていましたが、まだきれいに咲いているのもありました。
今回すべてX-H1で撮っています。
FUJIFILM X-H1, AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR + 1.4X, 180mm, 1/900, f/5.6, 絞り優先, 中央重点, WBマニュアル, -0.67EV, ISO400
FUJIFILM X-H1, AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR + 1.4X, 270mm, 1/480, f/5.6, 絞り優先, 中央重点, WBマニュアル, -0.33EV, ISO400
花に虫さんがとまっていますね。
いろんな花を撮っていたら、虫がさかんにやってきて、花の中に潜り込んで、何度もグルグル回ったりしていました。
花というのも自然のすごい産物だと思いますが、虫とこんな関係をもたせるというのもなかなかすごい発想ですね。
花がきれいなのは写真写りを良くする(インスタ映え!?)ためではなくて、虫さんを呼び寄せるためなのかも。
FUJIFILM X-H1, AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR + 1.4X, 270mm, 1/3000, f/5.6, 絞り優先, 中央重点, WBマニュアル, -0.33EV, ISO400
ちょっとシックな和風の雰囲気で撮れました。
FUJIFILM X-H1, AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR + 1.4X, 270mm, 1/900, f/5.6, 絞り優先, 中央重点, WBマニュアル, -0.33EV, ISO400
かなり厳しい赤ですが、X-H1、飽和寸前でしっかりねばっていて、なかなかよかったです。
FUJIFILM X-H1, AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR + 1.4X, 270mm, 1/680, f/5.6, 絞り優先, 中央重点, WBマニュアル, -0.33EV, ISO400
淡い微妙な色合いがうまく出ていました。
FUJIFILM X-H1, AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR + 1.4X, 240mm, 1/750, f/5.6, 絞り優先, 中央重点, WBマニュアル, -0.33EV, ISO400
黄色の花がうまく撮れない(色味が出ない)ことが多いのですが、X-H1、これはいい感じに撮れていました(ピントが中央部に合いきれてなかったですが)。
FUJIFILM X-H1, AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR + 1.4X, 240mm, 1/2400, f/5.6, 絞り優先, 中央重点, WBマニュアル, -0.33EV, ISO400
X-H1、ほとんど白トビもしないですが、シャドーもよくねばっていて、かんたんにはツブれない感じで、この点はなかなかです。
ただしこれらみんな、色温度をちゃんと指定して撮ったときの話です。ねばりも大事ですが、色味も大事です。X-H1開発スタッフは、撮影機能やねばりに気を取られて、色味の大事さを忘れているのでは?
FUJIFILM X-H1, AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR, 16mm, 1/2700, f/3.5, 絞り優先, 中央重点, WB自動, 0EV, ISO400
これ、X-H1の、ホワイトバランス自動での、見たくない色味。
WBを自動から5300Kに変更(青みがかっていた地面が自然な色味になっています)
ここ「平成の森公園」を訪れるのは初めてでした。
ネットでみつけた日本一の「バラのトンネル」とのことで、一度行ってみようと思っていたのでした。
距離はたったの13km、午前11時過ぎに出発して、11時35分頃到着、30分とかかりません。
こんな近くに、こんないいところがあったなんて、ちょっとビックリでした。
FUJIFILM X-H1, AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR, 16mm, 1/3000, f/3.5, 絞り優先, 中央重点, WB自動, -0.33EV, ISO400
公園は町役場のすぐそばで、大きな駐車場が完備されています。この日は土曜日とあって、たくさんの家族連れなどが訪れていました。
すぐ先にはトイレと自動販売機。
FUJIFILM X-H1, AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR, 18mm, 1/2000, f/3.5, 絞り優先, 中央重点, WB自動, 0EV, ISO400
案内板も完備していて、めざす「バラの小径」は左手向こうです。
FUJIFILM X-H1, AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR, 25mm, 1/600, f/3.5, 絞り優先, 中央重点, WB自動, -0.67EV, ISO400
「平成の森公園碑」というのがありました。
公園がオープンしたのは平成8年(1996年)、27年前だそうです。
FUJIFILM X-H1, AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR, 16mm, 1/1800, f/3.5, 絞り優先, 中央重点, WB自動, -0.33EV, ISO400
向こうに見えるのが「バラの小径」です。
FUJIFILM X-H1, AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR, 19mm, 1/2200, f/3.5, 絞り優先, 中央重点, WB自動, -0.33EV, ISO400
こちらが入口。「酉」(とり)って書いてあります。
あとで分かったことには、入口って何ヶ所もあるのでした。
FUJIFILM X-H1, AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR, 16mm, 1/1100, f/3.5, 絞り優先, 中央重点, WBマニュアル, -0.33EV, ISO400
「バラの小径」はこんなふうになっていて、これ「日本一長いバラのトンネル」として有名なんだそうです!
あちこちのバラのトンネルを見てきましたが、たしかにここ、とっても長いです。
とてもよく整備、手入れされている感じです。
FUJIFILM X-H1, AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR, 22mm, 1/2000, f/3.5, 絞り優先, 中央重点, WBマニュアル, -0.33EV, ISO400
入口の一つです。こちらは「未」(ひつじ)と書いてあります。
FUJIFILM X-H1, AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR, 18mm, 1/1700, f/3.2, 絞り優先, 中央重点, WBマニュアル, -0.33EV, ISO400
こちらも入口。「卯」(うさぎ)と書いてあります。
もしかして、十二支ぜんぶの入口があるのかも(それとも、方角によってそれぞれ付いているだけ?)。
[カメラ]
FUJIFILM X-H1
花=AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR + AF-S TELECONVERTER TC-14E III
風景=AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR
今回初めて、思い切ってFUJIFILM X-H1オンリーで行ってみました。
といってもフジノンレンズはもう1つもないので、マウントアダプター「Fringer FR-FTX1」でニッコールレンズを付けての撮影でした。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR は、花が近かったので、テレコン( AF-S TELECONVERTER TC-14E III)はここでははずしたほうが撮りやすかったと、あとで思いました。
そういえば、X-T1でのバラ撮りは55-200mmでちょうど良かったのでした。
AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VRは結局16〜25mmくらいしか使わなくて行けてるので、これならフルサイズの16-35mmでも画角は間に合いそうです(16-35mmの使用はぜんぜん考えていなかったのですが、レンズ1本での撮影以外で風景用なら、このほうが絶対いい)。
オートフォーカスがジージーといちいちやたらと遅かったり迷ったりもしましたが、まあそんなもんかと、撮る分にはそんなに問題はありませんでした。
どうでしょう、今回の撮影結果。
わりとよく撮れているという感じもあるかもしれませんが、実はこれとても不満です。
X-H1の色味がどうしても信用できないので、今回は途中から、スマホの3種類の色温度計で色温度を測定し(ほぼ5300Kでした=太陽光は5500K)、色温度指定で撮りました。
最初AUTOで撮った場合、5000〜5050Kになっていて、あとで現像時に5300Kや5500Kに変更した場合とではちょっと色味が違う感じに(青っぽく)なっています。
今回、色温度を指定したおかげで、色味についての不満はほぼありませんでした。花は微妙な色味もうまく撮れていてかなり良かった感じです。
が、現像のさいにAdobeカラーにしたところ、風景などの緑色の発色が良すぎるというか、きれいではありますが、出過ぎている感じにも思えます。
X-H1は撮りやすさ、取り回しのしやすさは絶品ですが(電池の持ちもそう悪くなかった)、肝心の色味、色乗りについてはまだまったく信用できていないところです。
フラグシップ機がまさかそんなことがあろうとは思ってもいなかったので、ほんとに入手してみての結果論なのですが、もうずーっと悩みっぱなし。。。
で、今回は色温度指定して撮ったのが良かったのか、けっこういけましたが、風景についてはきれいではありますが、ちょっともの足りないというか、コクが足りないというか、色乗りがイマイチな感じもしています。
これはやっぱり、D300sも持参して撮り比べてみたほうがよかったです。
この、コクがないのはX-H1のせいなのか、現像パレメータのせいなのか、ちょっと調べてみないと。
それにしても、こんなに悩まされるカメラは初めてです。XQ1の方がはるかに安心して撮れる感じ・・・
[追記:230530]
■ホワイトバランスはマニュアルで!
ネットをググっていると、こんな記事がありました。
↓ ↓
「一眼レフのホワイトバランスはオートよりマニュアルで」
いつまでもオートホワイトバランスで撮っていては、
「なんか色温度がきにいらないなぁ」(-->まさにいまこれ!)
「もっとレトロな感じの色温度にしたい」
となった時に瞬時に対応ができず、オリジナリティーのある写真を撮ることはできません。
オリジナリティーのある写真を撮りたいなら、撮影モードを「マニュアル」で撮るように、ホワイトバランスも「ケルビン(K)」で撮れるようにした方がいいです。
↓ ↓
●一眼レフのホワイトバランスは、オートより手動設定の方が写真の技術が上がる
ここまで言われると、X-H1のオートホワイトバランスにとらわれる必要も、煩わされる必要もないってことになりそうです。
「オリジナリティーのある写真」っていうか、自分好みの写真にしたければ、そもそもカメラ頼みにせず、カメラのオートホワイトバランスに文句を言ったりせず、最初からマニュアルで行けってことです。
X-H1のホワイトバランスがどうとかこうとか、そんなのどうでもいいから、自分で好きなようにしろって!
う〜む、そう来たか! これは一理あるな。
ホワイトバランスがヘンなX-H1のおかげで、そういう撮り方にぐっと近づいたかも。
とはいえ、勝負どころではやっぱり Nikon D3s の一択です。
X-H1については、もう少し慣れてきたら、日常使いのカメラにしていきたいところです。
お散歩的、日常的な、軽量で扱いやすい静音カメラとして、X-T1よりちょっとハイなものとしてX-H1を使っていければという感じです。もちろん色味の問題がなんとかなればですが。
また、セミ勝負を兼ねた撮影には Nikon D300s で行こうというところです。
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