薬師池公園(やくしいけこうえん:東京都町田市野津田町3270)に咲くヤマユリ(山百合)。
カメラ:Konica Minolta α-7DIGITAL + TAMRON AF28-300mm F/3.5-6.3
■PENTAX K10D
「画質革命」とかで昨年11月に発売されたPENTAXのデジタル一眼レフ、K10D。カメラグランプリ2007を受賞とのこともあり、以前から気になっていて、きのうもまた、お店でさわってみてました。
K10Dがいいな、と思うところは、なによりもファインダーがとても明るくて見やすいこと。
それから、シャッターを半押ししたとき、AF(オートフォーカス)でピントが合うのが速くて、かつ、ファインダーで見るとしっかり合っていること。
また、MF(マニュアルフォーカス)で撮っても、ピントが合うと赤いマークが出て、ピピッと鳴ってくれるのもとてもいいですね。
いま使っているα-7DIGITALでは、まだまだファインダーが暗くて撮りにくい=ピントが確認しにくいことが頻繁にあって、なによりAFが迷いまくって(そんなに難しい状況ではなくてもひどく迷うことがある)、なかなかピントが合わないことがあまりにも多くて、まいってしまうのです。
この点においては、K10Dはとてもすぐれていると思います。
そんなK10Dですが、最初にさわってみたときから、どうも気になっていたことがあります。
その一つは、シャッターのタイムラグ(シャッターボタンを押し込んでから、バシャッと写るまでの時間)が、とても一眼レフとは思えないほど、ひどく長いこと。
カメラグランプリの審査では問題にならなかったのだろうかと思いたくなるくらい、K10Dのタイムラグは気になります。
しかも、バシャッって感じじゃなくて、ブッという感じで、シャッターまわりがどうもイマイチなのです。
気になることの二つ目は、被写界深度(ボケぐあい)を確認するボタンがシャッターボタンと一体になっていること。
カタログだと、これが便利であるかのようになっていますが、これだと、シャッターを半押しし、ピントが合って、構図を決定した状態で、シャッターを切る直前に被写界深度を確認したいというとき、いったんシャッターから指を離さないといけなくなります。近接撮影でピント合わせが微妙な場合などには、これはとても困るのです。
また、PENTAX純正のレンズならAF状態でいつでもMFできるけど、TAMRONなど他メーカーのレンズではAFとMFの切り替えが前面の切り替えノブを使っての操作となり、これが少々めんどうなこと。
これって、PENTAXのレンズでは、欲しいレンズが揃っていなくて、TAMRONレンズなどを使いたい場合にはとても不便です。
それと露出の変更をしたいとき、ダイヤルが直接使えなくて、露出ボタンを押したままダイヤルを回すという方式がけっこうやりにくいこと(α-7DIGITALではダイヤルですぐに変更できる)。
こんなふうに、α-7DIGITALに比べると、いろいろどうかなと思えることが多々あります。
なかでもシャッタータイムラグがあんなに長いのでは、たぶん使っていて耐えられないと思うので、残念ですが、ここはパスかなぁ、と思ったきのうでした。