「花のお寺」常泉寺(じょうせんじ:神奈川県大和市福田2176)に咲くハギ(萩)。
むこうに見えるのが、背よりもうんと高い、大きなハギ(萩)の木です。
境内にある「縁結び菩薩」。
立て札に「やさしくなでてください」と書いてあります。
縁結びの菩薩さまです。
ちょっとこわそう(?)だけど、おでこをなでてあげました。
いい縁があるかな?
「縁結び菩薩」の近くにある「仏足跡」。
これが仏さまの足の跡。
カメラ:SONY α700 + TAMRON AF28-300mm F/3.5-6.3、TAMRON AF17-50mm F/2.8
■太王四神記 最終回
「太王四神記」(たいおうしじんき:NHK)、ゆうべはついに最終回「二千年の時を越えて」、ノーカット版80分(ノーカット版? ってことは、これまで見てたのはカット版ってこと?)。
それにしても、なんとも、なんとも、壮絶な最終回でした。
タムドクとキハの子である、かわいいアジク。その子=姉の子を守り続けてきたスジニ。
コ・ウンからの情報で、ようやく、スジニを見つけたタムドク。子どものことを話せぬまま、タムドクのもとに戻ってきてくれたスジニ。戻ってきてくれてありがたい。でも、スジニ心は複雑なまま。。。
大長老の野望のもと、ファチョン会はコムル村を襲撃して、白虎と玄武の2つの神器を奪い去った。
村人全員を殺害するという残忍きわまりないファチョン会。もう、なんという奴ら。
さらには、アジクを誘拐して、タムドクをおびき出すという挙に出ました。
ここで初めてアジクが自分の子であることを知らされたタムドクは、ファチョン会との決戦の意をかため、ついにアブルランサでの最後のたたかいが開始されることに。
タムドクのことばどおり、太王軍が絶対に勝つということは信じていましたが、なんと、あのフッケ将軍がここで戦死することになろうとは思いもよりませんでした。
急進派風で、いつも息巻いてタムドクを後押しし、助けていたフッケ将軍が、傷つき落馬して血にまみれて無念の息をたっていく瞬間は、「ダメだダメだ!」と、ほんとうに叫びたくなる思いでした。
たくさんの犠牲が出ました。悲しく壮絶なたたかいでした。
そして、ヨン・ホゲ。
タムドクの怒りが頂点に達し、ついにみずからの手で、ヨン・ホゲにとどめを差すときがきました。
このとき、なにか、この結末に何の未練も無念さもないかのように静かに倒れていくヨン・ホゲ。天と時の運命に翻弄されたともみえる悲しい歩みの最期だったのかも。。。
アブルランサの祭壇には、ファチョン会の大長老とキハとついにそろった四つの神器、そしてアジク。
2000年の夢を実現すべく、アジクの心臓をねらうファチョン会の大長老、これに対し、アジクが自分の子だと知らされて、その手でわが子を殺すなどできないと動揺するキハとの切羽詰まったギリギリの攻防がつづきました。
かけつけたタムドク、ついにファチョン会の大長老との一騎打ち。
「こりゃ、どうなるんだ!?」と思ったとたん、やっぱりチュシンの王の力は強かった。タムドクの神力のまえに、大長老は煙のように消え去ることになりました。やったやった!
これで心配していたことが万事解決したと思ったところが、キハが宙に浮き、最後の最後、タムドクがとった行動は、なんと、あの隠し文字の古文書に書かれていたこと、つまり「天弓」を壊すことでした。
前回、コムル村の先生から、あの古文書の内容が明かされたときから、いつか、タムドクはその手段を選ぶのではという気がしていましたが、とうとう、この瞬間、それを実行してしまったのでした。
「天弓」が壊されたとき、四つの神器は壊れ、その力を失います。
その瞬間、青龍の神器の守り手=チョロと、白虎の神器の守り手=チュムチが苦しそうに胸をおさえ、神器の力が失われたことが示されました(ということでしょうね、たぶん)。
しかし、コムル村の先生が明かしたことは、「天弓」が壊され、四つの神器が壊れたとき、チュシンの王=タムドクも死ぬのだ、ということでした。
タムドクはそれを知った上で、天と四つの神器をめぐってもたらされたおびただしい犠牲を憎み、天の力に頼るのでなく、人を信じ、人の力で人の世を正しく作り上げていく道、そのためにみずからその犠牲になる道を選んだのでした。
宙に浮いたキハの頬を伝う涙、それはタムドクの思いと同じく、天と四つの神器をめぐる悲惨な運命への憎しみと哀しみであったのでは。。。
ぼくにとっては、人の世の憎しみや争いの無意味さと、ほんとうにあるべき世界を考えさせられる大長編ドラマでした。
キハもスジニも、かわいそうなヨン・ホゲも、チョロやチュムチ、タルビ、コムル村の先生はじめ太王と太王軍のみんなも、とてもとても好きです。ついに敗れ去ったファチョン会の大長老も、いまはかわいそうな気も。
キム・ジョンハク監督はじめ、すべてのスタッフのみなさん、すばらしい物語とひとときをありがとう。
最初の三分の一くらいは見てなかったし、いまいちわからない部分もあったから、いつか全編ノーカットでまた見てみたい。