「TOKYO TOWER クリスマスイルミネーション2012」から。
「ノッポンとさつえいしよう」
「ノッポン」は東京タワーのイメージキャラクターです。
「がんばろう東北! がんばろう大船渡!」
左の青いオーバーオールを着てるのがノッポン兄さん、右の赤いのを着てるのはノッポン弟くんです。
岩手県大船渡市と東京タワーは友好関係にあります。
[Nikon D600 + AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR]
■ストップ! 上関原発が・・・
きょう(11/25)の朝日新聞に載っていた由々しき記事。
山口県上関(かみのせき)町では、最近、原発をめぐる風向きが変わってきたというのです。
上関原発は2011年の福島第一原発事故を受け、中国電力による建設のための埋め立て工事が中止されていました。ところが、自民党が安倍総裁になったことで、建設への動きが再び高まっているというのです。
上関原発については、先月10月5日にも、枝野経済産業相が「原発を新増設しない原則の適用対象だ」として、今後、その建設を認めない考えを示したばかりでした。
安倍総裁はもともと、東北大震災・福島原発事故が起こる5年前、内閣総理大臣になって間もない国会で、まさに巨大地震に伴う安全機能の喪失などの恐れにたいする対策がとりあげられたとき、それをあいまいにし対策を拒否し続けたという点で、福島第一原発事故の原因を作ってしまった人間の一人とさえいわれています。起きてみれば、あのときなんとかしていればという声があがったのは当然でした。
安倍総裁がいまは街頭演説で、菅直人の対応が悪かったと非難されているのを耳にしますが、実際に、国会で問題にされた想定と危険そのままのことが福島で起きてしまったとき、自民党も、国難として、対策のあらゆる手立てに協力してでもいればおカブも上がろうというものですが、実際にやったことは、それを機会に菅内閣を引きづりおろそうとして、何から何までその足を引っ張ることばかりだった印象があります。自分が原因を作っておいて、人に責任を押しつけているといわれてもしかたがないようにすら思えます。
ここでまた、安倍総裁のもと、またしてもふんだんに、これまで以上に金をばらまいて、上関原発を推進に切り替えようというこんたんがもう始まっているということでしょうか。
安倍政権に戻ったりしたら、これは由々しきことになる恐れを感じます。
上関原発についてはよく知られているように30年来、地元で建設反対がつづき、福島原発事故が起こる5ヶ月前には「上関原発建設中止を求めるジャーナリスト・言論文化人の会」の声明も出され、そこには永六輔、加藤登紀子、鎌田慧、小室等、椎名誠、ナターシャ・グジー(歌手・チェルノブイリ被曝者)、羽仁進、本多勝一、南こうせつ、山田洋次(敬称略)さんらをはじめとする400人をこえる文化人、ジャーナリストなどの方々が賛同の名をつらねています。
福島原発の事故が世界に警告を発してまだ1年半あまりだというのに、その建設をぶりかえそうなんて、なんてこと。
上関には高校の同級生も何人もいるし、なにより、重大事故時の急性死の発生確率が90%近いともいわれ、福島で警戒区域になった例の20km圏内、ほんの18kmほどのところにぼくの実家もあるんですから。
上関町 (トリップアドバイザー提供)
〈Today Walking :8,100歩〉