2015.01.31 Saturday
鎌倉 海蔵寺(2) & 映画「圧殺の海」
北鎌倉の海蔵寺(かいぞうじ:神奈川県鎌倉市扇ガ谷4-18-8)に咲いていたロウバイ(蝋梅)から。
[カメラ]
Nikon D3s
AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR + AF-S TELECONVERTER TC-14E III
JUGEMテーマ:写真
■映画「圧殺の海」
きょう午後1時半から三鷹市消費者活動センターでおこなわれた「『圧殺の海』上映会・報告会 in 三鷹」(主催:辺野古・高江を考える三鷹市民の会、協力:沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、辺野古リレー、沖縄を考える市民の会、学生団体 API)に行ってきました。
--「戦争を許さない戦い」の最前線、沖縄・辺野古の新基地建設現場での戦いのもようを収めたドキュメンタリーです。いまの日本では報道されることのない、衝撃的な映像が収められています。隠されている、ほんとうの国のすがたを知ることができます。(案内から)
「圧殺の海」(藤本幸久・影山あさ子監督、2014)は、ぜひとも観たかった映画。
会場は満員で、椅子や配布資料が足りなくて急遽、別途用意したり立ち見するような状況でした。
辺野古の新基地建設をめぐる状況については、これまでも写真や動画、いろんなメディアでたくさん見聞きしてきましたが、この映画はその実情をより克明に、よりリアルに伝えてくれ、ことに県警や海上保安庁の異常なまでの暴力行為、根拠のない違法行為の実態を明らかにしてくれています。
この映画は沖縄県知事選挙までのドキュメンタリーですが、選挙後、年明けからの辺野古では、これをはるかに上回る暴力的な基地建設、埋め立て工事が強行されてきていて、県知事選挙での翁長氏の圧倒的勝利とそれに続く衆議院選挙での「オール沖縄」の完全勝利によって、もはや明確に示された沖縄県民の「辺野古新基地建設反対!」の意思をまったく無視するに等しい、民主主義のかけらもない、こんなことが許されてよいのか、まさに「圧殺」と言ってよい行為がおこなわれています。
こういうことを平気で実行してくる政府、ただただその命令のままに動く県警と海保の人間らに、心底怒りを感じるとともに、ゲート前に素手で立ちはだかるたくさんの人々、海保の蛮行もおそれず、辺野古の海で反対を訴える平和丸やカヌー隊らの懸命、不屈な姿に、連帯の思いをさらに強くした一日でした。
上映のあと、沖縄出身の国際基督教大学の学生が報告に立ち、何も考えず疑問ももたずに育ってきた沖縄のこと、基地のこと、3.11以降、何も知らないでいたことに気づき、疑問を感じ、いろいろなつながりのなかで考え、行動しはじめ、「ユンタクバス」、辺野古ゲート前座り込みなどの取り組みをやってきて気づいたこと、思ったことをくわしく語ってくれて、ぜひ現地辺野古、高江にも行き、支援してほしいと訴えました。
さらに、「辺野古リレー」で昨秋、辺野古ゲート前の座り込みに参加してきた慶応大学の学生やこれから辺野古へ行くという学生らがマイクを取り、もっと人手が必要、支援が必要と訴えました。
会場は年配の人が圧倒的に多かったですが、こうして若い人たちが頑張ってくれていることに、とてもうれしく思いました。
これは会場で購入した「DAYS JAPAN」最新号。
表紙には、ゴムボートに乗った海上保安庁の「飼い猿」たちが、カヌー隊の暴力的「確保」を演じているようすが載っている。
海上保安庁は、国民の安全を守るものではないことを露呈している。
これが「圧殺の海」の影山あさ子監督に馬乗りになってカメラを奪おうとしている写真。
きのうの衆院予算委員会で、この行為について問われた太田国交相は「女性の身体を保持するための行為」とウソぶいた。
これが暴力行為、犯罪でなくてなんだろう。
こちらはもっとモロ暴力シーン。
海保の職員らは、自分らには権力があるという思い上がりから、暴力を振るうことをなんとも思っていないようだ(「海猿」というが、まさに権力の「飼い猿」だ)。
こちらでも。
海保の「飼い猿」らはゴムボートの上からだけでなく、海へ入り、寄ってたかってカヌー隊員「確保」の「権力」を演じる。
暴力をふるう「飼い猿」に、「名をなのれ」と言ったら「海保太郎だ」と名乗ったというのがこいつ。
こういう連中を見ていると、「戦争に行け」と言われればすぐに行き、「殺せ」と言われれば相手が外国人だろうが日本人だろうが平気で人を殺すような軍隊がいますぐにでもできてしまう恐れを感じてしまう。
ガザの人たちや子供らをゲームのように殺してきたイスラエルの「戦士」というのもこんな連中なのだろう。
狂っている。
(画像はTwitterから)