あんぐるエフ

kam's デジカメ・フォトノート

足利散歩 史跡 足利学校(2)
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「足利学校」の「旧遺跡図書館」の先にあるのは「杏壇門(きょうだんもん)」。



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ここには、孔子をまつる「孔子廟(こうしびょう)」があります。



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こちらが「孔子廟」。中国明時代の聖廟を模したものといわれています。



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奥に「孔子坐像」が安置されています。



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こちらはきれいな南庭園。右奥に見えるのが、いま訪れてきた「杏壇門」です。



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南庭園の前に建つ大きな建物は「方丈(ほうじょう)」。講義や学習、行事、接待に使われていたところです。



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こちらは「書院」。「方丈」の入口になります。右端の奥には白壁の蔵も見えます。



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入口のわきにある「宥座之器」(ゆうざのき)。
図書館にあったのと同じ「宥座之器」ですが、こちらはすごく大きくて、下には水が入っています。



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そばには、図書館にあったのと同様に、器に水を入れるのに、入れたりなくても入れすぎてもダメだという孔子の教え「中庸」を体験するものだという説明書きがあります。

訪れていた何人もの人が、「やってみようか」と、ひしゃくで器に水を入れてみていました。
入れ加減が大事で、勢いよく入れてしまったり、ちょっと入れすぎるとひっくり返ってしまいます。



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「方丈」の中に入ってみると「脇玄関」に孔子(中央)とその弟子、左から孟子、曽子、顔子、子思子の4賢人の木像が並んでいます。



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広間です。



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徳川幕府歴代将軍の位牌というのが並んでいます。



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足利学校は徳川家康との結びつきが強かったのだそうです。



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広間の端にも少し小さな「宥座之器」がおかれていました。



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広間のまんなかにこんなのが。
「自由に挑戦してください
 足利学校漢字試験
 足利学校は自学自習なので納得したら卒業です」だって。



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ここから問題をもらって、座椅子で解きます。



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これが初級問題集。
答えが下にさかさまに書いてあります。



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建物の向う側にある北庭園。



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国宝となっている複製本が紹介されています。



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入口に案内されていた「日曜論語素読体験」の会場のようです。



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「方丈」を出て、裏手をまわってみると、「庠主〈しょうしゅ〉(学長)の墓所」というのがありました。



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庠主の墓は17基あり、いずれも無縫塔で、そのうち8基には文字が刻まれているが、残りの9基は不明だと書いてあります。

興味深いことに、判明している庠主のなかに、出身が、京や武蔵八王子の人などと並んで、周防の人(第19代・実巌〈じつがん〉・在庠期間19年)がいました。周防はぼくのふるさとです。まあ、どうやって足利までやってきたものか。ここの学長を19年もやってたなんてすごいかも。

[カメラ]
Nikon D3s + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR


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足利散歩 史跡 足利学校(1)
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訪れたのは、日本最古の学校として有名な「史跡 足利学校」(栃木県足利市昌平町2338)。

入口の「入徳門」です。



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つい先日の4月21日、ここ「史跡足利学校跡」を含む「近世日本の教育遺産群−学ぶ心・礼節の本源−」が、日本遺産審査委員会により正式に「日本遺産」に認定されたばかり。おめでとー、なんですよ。

4月18日には、「足利学校」復原公開以来、参観者500万人を達成!



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門を入って、右手にある参観券売場へ。



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いただいたしおり。

「めざせ! 世界遺産」と書いてありますね。がんばれ!

しおりの中に書かれていた「足利学校の歴史」から。

−−「自学自習」の精神を今に伝える教育の原点(日本最古の学校)

−−鎌倉建長寺住持の、玉隠英璵は、永享元(1487)年の詩文の中で「足利の学校には諸国から学徒が集まり学問に励み、それに感化されて、野山に働く人々も漢詩を口ずさみつつ仕事にいそしみ、足利はまことに風雅の一都会である」と賛美しております。

−−また、天文18(1549)年にはフランシスコ=ザビエルにより「日本国中最も大にして、最も有名な板東の大学」と世界に紹介され「学徒3千」といわれるほどになりました。

じつに、関東における事実上の最高学府だったということです。



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これが参観券。

「足利学校 入学証」となっています。



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参観券売場の横には孔子の「論語」学而篇の言葉が。

「子曰く、学びて時に之を習う、亦(ま)た説(よろこ)ばしからずや、 朋(とも)有り、遠方より来(きた)る、亦(ま)た楽しからずや、 人知らずして慍(いきどお)らず、亦君子ならずや。」



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「日曜論語素読体験」というのもやっているのですね。



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さっそく中にすすむと、左手に大きな孔子像。



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そして「学校門」。

無料の「足利学校案内」があり、まんなか向こうの赤いジャケットの人が案内してくれています。



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門をくぐるとうわっと思うような広々としたきれいな景観、その左手に立派な「旧遺跡図書館」があります。



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「図書館」に入ってみると右手に大きな孔子さま。



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訪れた当日、4月26日の日めくりのことば。
「子曰わく衆之れを悪むも必ず察し
 衆之れを好するも必ず察す」



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−−孔子
 中国周〈しゅう〉の春秋時代末期に魯(ろ)の陬邑〈すいゆう〉(現山東省曲阜〈きょくふ〉)昌平郷に生まれ、儒学の祖と言われた学者。
 姓は孔、名は丘(きゅう)、字(あざな)は仲尼(ちゅうじ)。
 「子」は尊称で先生の意味。

−−昔から中国では、優れた人は異相(いそう)と言って普通の人とは違う姿・容(かたち)をしていたと言い伝えられています。孔子も、身長2メートル余り、頭のてっぺんには圩頂(うちょう)といって大きなくぼみがあり、ひたいの中央には日角(にっかく)という太陽の形をした隆起があり、瞳が左右2個ずつあった為に目がとび出ていて、歯は出っ歯であったと言われていますが、これはあくまでも伝記です。



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「図書館」の入口にあった「宥座の器」(ゆうざのき)。



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−−「宥座」とは、「常に身近に置いて戒めにする」という意味で、孔子の説いた「中庸(考え方・行動などが偏らず、中正であること)」を教えるモノです。壺状の器に水が空の時は傾き、ちょうど良いときは直立し、水を満杯にするとひっくり返ってこぼれます。孔子は、「満ちて覆(くつがえ)らないものは無い。」と慢心や無理を戒めました。



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「図書館」内は撮影できませんが、たくさんの本とあわせて、劉長青(りゅうちょうせい)氏によるシルクスクリーン版画「よみがえる孔子の生涯」が展示されていました。


★「恕(じょ)」

館内にあったいい言葉。メモなのでそのままではありませんが。
「恕(じょ)の扁額」

「恕」とは「思いやり」のことです。
孔子の教えが書かれた「論語」の一節にあることばです。

〔原文〕
子貢問曰、有一言而可以終身行之者乎。子曰、其恕乎。己所不欲、勿施於人也。

〔読み下し〕
子し貢こう問とうて日いわく、一言いちげんにして以もって身みを終おうるまで之これを行おこなうべき者もの有ありや。子し日のたまわく、其それ恕じょか。己おのれの欲ほっせざる所ところ、人ひとに施ほどこすこと勿なかれ。

〔意味〕
門人の子貢がたずねて言った。たったひとことで、一生涯をとおして、行動する際に心すべきこと、といったら何だろうと。
孔子がこたえて言った。それは「思いやり」ということだ。自分が欲しくないものを他人に与えてはいけない、ということだ。(自分の心をとおして他人の心を思いやることだ)と。

[カメラ]
Nikon D3s + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR


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足利散歩 渡良瀬橋
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春爛漫のいいお天気のもと、1泊2日で、バイクで足利(栃木県)に行ってきました。

栃木と言えば、日光、鬼怒川温泉、宇都宮には行ったことありますが、足利は初めて。

渡良瀬橋を渡って渡良瀬川沿いに足利市内にむかって走っていくと、こんな「渡良瀬橋歌碑」というのがありました。



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向こうに見えるのが渡良瀬橋。



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『渡良瀬橋』
作詞 森高 千里
作曲 斉藤 英夫

●森高千里 『渡良瀬橋』(PV)



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家を7時20分頃出発して、所要3時間10分、10時30分に到着したのは「足利学校」近くの観光駐車場。
バイクは向こうの、いちばん奥のところに停めるように案内されました。



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まず訪れたのは「足利学校」なのですが、その前に、「足利学校」入口の前のそば屋さんで腹ごしらえ。



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お店にあった「かわら版」(4月 第2号)から。



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[カメラ]
Nikon COOLPIX P340
Nikon D3s + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR


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走行距離8,888.8km

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今回の往復走行距離は約230kmでした。
行く途中で、8,888.8kmになった瞬間。
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イチリンソウ & スズランズイセン
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イチリンソウ(一輪草)。



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スズランズイセン(鈴蘭水仙)。別名スノーフレーク。



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薬師池公園(やくしいけこうえん:東京都町田市野津田町3270)で。

[カメラ]
Nikon D3s
 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR


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ゲンノショウコ & ゲンジスミレ
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ゲンノショウコ(現の証拠)。



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ゲンジスミレ(源氏菫)

薬師池公園(やくしいけこうえん:東京都町田市野津田町3270)で。

[カメラ]
Nikon D3s
 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR


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アセビ & ゼンマイ & ツバキ
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アセビ(馬酔木)。



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ゼンマイ(薇)。



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ツバキ(椿)。



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薬師池公園(やくしいけこうえん:東京都町田市野津田町3270)で。

[カメラ]
Nikon D3s
 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR


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ニリンソウ
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ニリンソウ(二輪草)。



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薬師池公園(やくしいけこうえん:東京都町田市野津田町3270)で。

[カメラ]
Nikon D3s
 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR


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ユキヤナギ
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ユキヤナギ(雪柳)。



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薬師池公園(やくしいけこうえん:東京都町田市野津田町3270)で。

[カメラ]
Nikon D3s
 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR


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城山かたくりの里(22) ツツジ & 『手足のないチアリーダー』
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「城山かたくりの里」(神奈川県相模原市城山町川尻4307)に咲いていたツツジ(躑躅)から。

クロフネツツジ(黒船躑躅)。



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こちらはゲンカイツツジ(玄海躑躅)。



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シロバナミツバツツジ(白花三葉躑躅)。



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ベニヤシオツツジ(紅八汐躑躅)。

[カメラ]
Nikon D3s
 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR


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『手足のないチアリーダー』

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『手足のないチアリーダー』(佐野有美、主婦と生活社、2009年)、読みました。
笑顔がステキな佐野有美(あみ)さんのこと、お母さん、お父さんのことを知りたくて。

けど、読みながら、ちょっとビックリ。あの人柄も、素晴らしいお母さんも、けっして最初からそうだったわけでも、ずっとそうだったわけでもなくて、たいへんな時期があり、うれしいこと、かなしいことを経験し、そのなかから得られているものだということ、たくさんの人のさまざまなかたちの温かい支えがあったということ。

いえいえ、ビックリというほうがおかしいのかもしれません。いろんなことがあってあたりまえ。
そして、その涙や喜びのたいへんだった過程を知れたことで、もらい泣きもしながら、あの有美さんの笑顔がもっともっと輝いて見えてきました。

お姉さんのこともはじめて知りました。
さいごに載せられているお姉さん、お父さん、お母さん、そして有美さんのことば、感動的です。

ほんとうにいい家族、これからもずっと応援していきたいな。
| 花と草木 | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0)

城山かたくりの里(21) キバナカタクリ
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「城山かたくりの里」(神奈川県相模原市城山町川尻4307)に咲いていたキバナカタクリ(黄花かたくり)から。



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[カメラ]
Nikon D3s
 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
 + アングルファインダー

Nikon D300s
 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
 + アングルファインダー


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| 花と草木 | 23:42 | comments(0) | trackbacks(0)

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